米国不動産投資2005年版ここでは、2005年3月末に購入した物件も含め、2005年8月にリファイナンスした結果を踏まえて、全4物件の投資評価を再度まとめて示します。このリファイナンスの目的は 1)賃貸物件1.のローン完済 2)賃貸物件2.のローンは20年固定6.74%の現状維持- クレジットライン$18万保持 3)賃貸物件3.と4.は、現行の20年6.74%固定と変動金利のローンを借り換えし、全て年利6%30年固定とする という変更を通して、毎月のCFを約300ドル強改善し、かつ変動金利ローンをなくし、全て固定化することにより将来の金利上昇リスクを回避する、というものです。 したがって、賃貸物件3.と4.の購入総額には、今回のリファイナンスで必要だった諸経費を加算し、実質的な投資総額になるようにしています。 賃貸物件1. 賃貸物件2. 賃貸物件3. 賃貸物件4. 評価結果 投資物件 1.一戸建て 2.一戸建て 3.一戸建て 4.一戸建て 概要 シングルファミリー シングルファミリー シングルファミリー シングルファミリー 4BR/2.5B 4BR/2.5B 4BR/2.5B 4BR/2.5B Duluth Acworth Alpharetta Marrieta 購入年月日 2001年3月 2001年10月 2004年8月 2005年3月 購入時築年数 6年 5年 6年 7年 TPC(総コスト) $186K $218K $300K $244K DCR(NOI/ADS) ∞ 2.04 1.6 1.28 CCR 6.48% 6.78% 4.86% 4.98% CAPレート 6.70% 7.41% 6.29% 6.88% FCR 6.48% 7.24% 6.10% 6.56% BER 30.7% 64.8% 72.8% 84.0% PP 15.4年 14.8年 20.6年 20.1年 K% ----% 7.78% 7.19% 7.19% みてわかるとおり、リバレッジの指標であるK%は、すべてFCRもCCRも上回っているので、できれば借りる金額は最小限にしたいとは思ったが、これ以上自己資金がないので仕方がない。 もう一つわかることは、投資物件1.で殆どローンを完済しても、BERは0にはならない、ということです。 つまり、所有しているだけで、固定資産税、保険、メンテナンス等々の費用がかかるため、これをレントしていなければCFは当然マイナスになり、それをブレークイーブンにするためには、この賃貸価格で、約30%は借り手がいてくれることが必要です。 つまり、3年のうち、1年でも借り手が居て、賃貸料を払ってくれていれば、私の負担は0で、この物件を保持してゆける、ということを意味します。 物件2.はやく65%、物件3.は73%で、これら3物件は私の基準である80%を切っている。 したがって、これらの物件単体では、2年ごとに半年空く、という状況でもまだCFは出ることになる。 その点、賃貸物件4.、BERが84%ですから、3年間で6ヶ月の空き室損までしか耐えられない、という数字になっています。 私が以前から、投資の基準として、満室率80%でもCFがプラスであること、という基準を自分として設けていますが、これら投資物件のうち、物件4のみがこの投資基準に達していないことになりますが、これはあえてローンを集約した結果なので、仕方がないかな、と思っています。 |